通知を止めて、自分から見に行く暮らしへ
ここ数日で、サブスクを3つ解約しました。
- Readwise Reader(RSSリーダー兼あとで読む)
- OmniFocus Web(タスク管理)
- Workflowy(アウトライナー・Inbox)
どれも便利なサービスだったし、不満があったわけでもない。
ただ、ターミナルの中で暮らすようになったら、全部なくても困らなくなったんです。
ターミナルの中の心地よさ
きっかけは、ターミナル環境のカスタマイズでした。
GlazeWMでWindowsのデスクトップを整えたあたりからRicing(デスクトップの見た目や操作性を自分好みにカスタマイズする文化)にハマって、newsboatでRSSを読み、WezTermの中で音楽を聴くようになりました。

GlazeWMを入れて、Windowsのデスクトップが楽しくなった
ファイラー探しをきっかけにGlazeWMというタイリングウィンドウマネージャーを知りました。学生時代のRainmeterやfoobar2000以来、久しぶりにWindowsのカスタマイズにハマっています。
TUIツールには共通する性質があります。
自分がターミナルを開いて、コマンドを打って、初めて情報が見える。
通知は来ない。バッジもない。自分から見に行かない限り、何も起きない。
この「自分から見に行く」感覚が、想像以上に心地よかった。
GUIのアプリは、通知を全部切っていても何か違いました。
「開けば見ないといけない情報がある」という感覚がずっとあった。
アプリの存在自体が、頭の片隅に居座っている感じです。
TUIを使い始めてから、その重さに気づきました。
向こうから来るのがPush、自分から取りに行くのがPull。
通知を切っていても、アプリがそこにあるだけでPush的な圧がある。
僕は「自分から見に行く」側に寄せたいと思うようになりました。
Readwise Readerをやめて、newsboatに集約した
最初に手をつけたのはRSSでした。
もともとプライベート用としてnewsboatを導入したときは、仕事はReadwise Reader、プライベートはnewsboatという棲み分けにしていました。
でも、newsboatを使い込んでいくうちに、Readwise Readerを開く頻度がどんどん減っていきました。
newsboatはターミナルの中で完結していて、開きたいときに開いて、読みたい記事だけ読んで、閉じる。
Readwise Readerのように未読が溜まっていく感覚がない。
気がつけば、仕事用のフィードもnewsboatに移してしまっていました。
Readwise Readerは多機能で、RSSだけでなくPDFやニュースレターも一元管理できるサービスです。
でも自分には機能が多すぎたのかもしれません。
使いこなせていないサービスにお金を払い続けるより、自分の手に馴染むツールだけを残すほうがいい。
解約しました。

休日に仕事の情報を見たくないから、RSSリーダーを分けた
プライベート用のRSSリーダーとしてnewsboatを導入しました。仕事の情報が目に入らない環境を作りたくて、アプリごと分けることにした話です。
OmniFocusをやめて、Obsidianに寄せた
タスク管理も変えました。
OmniFocus Webは、ずいぶん前から使ったり使わなかったりを繰り返していたサービスです。
本格的なGTDツールで、プロジェクトやコンテキストを細かく設定できる。
でも、そこまで作り込んでも結局見なくなる、というサイクルを何度も繰り返していました。
作り込むほど見なくなる。タスク管理ツールあるあるだと思います。
最近、Obsidianの環境が整ってきて、仕事のメモも日々のログもObsidianに集まるようになっていました。
だったらタスクもObsidianに寄せたほうがいいんじゃないかと思って、OmniFocusのプロジェクトをObsidianのEfforts(進行中のプロジェクト)に移植しました。
Obsidianのタスク管理は、OmniFocusのようにリマインダーが飛んでくるわけではありません。
自分でノートを開いて、Next Actionsを確認する。
手間といえば手間ですが、「自分から見に行く」というスタイルに合っている。
今はObsidianでEffortsとNext Actionsを管理して、毎朝自分で確認するフローにしています。
自分のペースでタスクを拾い上げる。
Pull型のタスク管理です。
Workflowyもやめた
WorkflowyはGTD的なInboxと軽い思考整理に使っていました。
頭の中にあることを素早く書き出す場所として便利だったんですが、これもObsidianに統合できることに気づきました。
ObsidianにはThino(旧Memos)というプラグインがあって、Xのようにさっとメモを残せます。
翌朝そのメモを整理して、Effortsに紐づけるものは追記、あとで調べたいものはInboxに切り出す。
- 1
思いついたらThinoにメモ
- 2
翌朝まとめて振り分け
- 3
Effortsに追記 or Inboxに切り出し
このフローが回り始めたら、Workflowyを開く理由がなくなりました。
解約しました。
メールもターミナルから
メールにも手を出し始めています。
aercというターミナルメールクライアントを入れて、Gmailを読めるようにしました。
まだ試し中で、定着するかはわかりません。
ただ、メールも「自分から見に行く」形にできたらいいなと思っています。
3つのサブスクを解約して
Readwise Reader、OmniFocus Web、Workflowy。
3つのサービスを解約して、RSSとタスク管理と思考整理をObsidianとnewsboatに集約しました。
ツールの数が減って、すっきりした。
でも、それ以上に大きかったのは、情報との関わり方が変わったことです。
| RSS | Readwise Reader → newsboat |
| タスク管理 | OmniFocus Web → Obsidian |
| Inbox・メモ | Workflowy → Obsidian(Thino) |
| メール | aerc(試し中) |
以前は複数のサービスにログインして、それぞれの未読を処理する日々でした。
今は、朝Obsidianを開いてその日のタスクを確認し、newsboatを開いてフィードを読む。
自分のタイミングで、自分から見に行く。
それだけになりました。
Ricing趣味でTUI環境を作っていたら、いつの間にか情報との付き合い方まで変わっていました。
「自分から見に行く」スタイルは、ツールの選び方だけでなく、暮らし全体の設計思想になりつつあります。

スマホのホーム画面を整理したら、置けるアプリがほとんどなかった
PCのターミナル環境を整えていたら、スマホに手が伸びなくなりました。CALM YOUR MINDを読み直しながらホーム画面を整理してみたら、1ページ目に残せるアプリがほとんどなくて驚いた話です。